CentOS7にsambaをインストールしてファイルサーバにする

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我が家では「HP ProLiant MicroServer」に「PT3」を組み込んだ録画サーバが稼働していますが、最近録画サーバとして稼働させておくには勿体無く感じるようになりました。
OSはUSBメモリ内に格納していてHDDの空きスロットにも余裕がありますので、とりあえず3TBのHDDを追加してファイルサーバとして稼働させることにしたいと思います。

HDDの追加と自動マウント

ディスクの追加とマウントについては、こちらを参考にしてください。CentOS6.5の記事ですがCentOS7でも手順は全く同じです。

sambaのインストール

sambaのインストール作業はrootで行う必要がありますので、まずは以下コマンドを実行してrootパスワードを入力し、rootになります。

su –

rootになったら、以下コマンドを実行してsambaをインストールします。

yum install -y samba

smb.confのサンプル

インストールが完了したら、sambaの設定を行います。
設定内容は「/etc/samba/smb.conf」に記載する必要があるので、以下のようにviやnano、gedit等で編集します。エディタはviである必要は無いので、使い慣れたエディタを利用してください。

vi /etc/samba/smb.conf

「smb.conf」の設定はそれぞれですので、ここでは参考例として「common」という共有名で「/mnt/data/data/」を誰でもアクセス可能かつ読み取り専用の共有フォルダにする設定を紹介します。
「/etc/samba/smb.conf」の最下行以下にこの設定内容をコピペして上書きして閉じます。

[common]
path = /mnt/data/data
public = yes
writable = no
browseable = yes
guest ok = yes

設定確認とsambaサービスの自動スタート

「smb.conf」の設定が済んだら、以下コマンドを実行してsambaサービスを開始します。

systemctl start smb

これでもういつでもフォルダにアクセス可能になりましたので、仮にUbuntuから共有フォルダにアクセスする場合の手順を紹介したいと思います。Ubuntuからアクセスする際は、まずnautilusを起動して「サーバーへ接続」を選択し、サーバーアドレス欄に、「smb://IPアドレス/common/」と入力して「接続する」ボタンをクリックします。
samba_01

先ほどの設定はゲストが有効ですので、以下画面はそのままで「接続」ボタンをクリックします。
samba_02

こんな感じでフォルダの中身が表示されればOKです。
samba_03

動作確認ができたら、以下コマンドを実行してPCの起動時に自動的にsambaが始まるようにしましょう。

systemctl enable smb

windows環境からのアクセス

あとは「smb.conf」の設定とフォルダそのもののアクセス件を調整すればいいように見えますが、実はこれでは不足しています。これだけではWindowsから共有フォルダにアクセスすることができません。それを可能にするには「smb.conf」の[global]セクションに以下1行を追加します。

map to guest = bad user

追加が完了したら、以下コマンドを実行してsambaサービスを再起動します。

systemctl restart smb

家庭用ファイルサーバ構築の際のちょっとしたテクニック

先ほど紹介した読み込み専用フォルダの設定を変更し、共有名を「root」にすると共に書き込み可能かつフォルダ一覧には表示されないように設定を変更してsambaを再起動します。
こうすると、同じフォルダであるにもかかわらず、共有名「common」でアクセスした時は読み込み専用で、共有名「root」でアクセスした時はフォルダ内の改廃が可能になります。家族が共有フォルダにアクセスする際は「common」でアクセスさせ、自分がアクセスする際には「root」でアクセスするようにしておくと、誤ってファイルを削除される心配も無く、かといってフォルダ内のメンテにも困らないのでお勧めです。
ただ、書き込み権限付きの共有名を知られてしまうとフォルダ内を好きにされてしまうので注意してください。

[root]
path = /mnt/data/data
public = yes
writable = yes
browseable = no
guest ok = yes

参考情報

「smb.conf」では様々な項目が設定可能です。詳細な設定が必要な場合は、http://www.samba.gr.jp/project/translation/3.5/htmldocs/manpages-3/smb.conf.5.htmlにアクセスしてみてください。
また、sambaそのものについて情報がほしい場合は、http://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/library/l-lpic3-310-2/や、http://web.mit.edu/rhel-doc/4/RH-DOCS/rhel-rg-ja-4/s1-samba-daemons.htmlが参考になると思います。


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