Ubuntu16.04のクリーンインストールと初期設定

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1年が過ぎるのは本当にあっという間ですね。気がついたらGW直前、今年もUbuntuをクリーンインストールする時期がやってきました。
こちらとかこちらからisoイメージをダウンロードしてインストールDVDを作成し、[~/]以下にある[.]から始まる各種設定ファイルをバックアップしたら、早速インストール作業に入りましょう。
ちなみに私の場合、xx.04はクリーンインストール、xx.10はアップグレードと決めています。色々やってきましたが、こんな感じでバージョンアップしていくのが一番トラブルに遭遇しにくいんじゃないかと思っています。
また、クリーンインストールの際は[/](root)と[~/](ホーム)は別パーティションにするなり別ドライブにするなりしておくと、OSを入れなおす羽目になった時の復旧が楽になります。さらに、この構成だと[/]はあまり容量が必要無いので、32GB位のSSDを購入して[/]として使うとOSの起動が高速になってさらにお勧めですよ。

UbuntuGnome16.04のクリーンインストール

はい、というわけで早速始めましょう。
DVDなりUSBなりからブートすると、以下のような画面が数十秒表示されます。
放っておくとLiveDVDとしてUbuntuが使えるようになり、そのまま試してみるもよし、その後でインストールを選択することもできるのですが、今回は最初からインストールする予定なので、Liveでの起動をすっとばします。
この画面が表示されたら、[space]キーを押して言語選択画面を表示させましょう。
あ、ちなみにインストールまでのスクリーンショットは仮想環境のものです。
UbuntuGnome16-04_install_01

様々な国の言語を選択可能ですが、素直に[日本語]を選択して[Enter]キーを押して決定します。
UbuntuGnome16-04_install_02

日本語でメニューが表示されたら、矢印キーで[UbuntuGNOMEのインストール]を選択して[Enter]キーを押しインストール開始です。
UbuntuGnome16-04_install_03

まず最初はリリースノートの確認です。
既に日本語が選択されていると思いますので、確認が終わったら「続ける」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_04

リリースノートの確認が済んだら、アップデートの取り扱いについて選択します。
リリース直後は配信サーバが混雑していて極端に時間がかかったりすることがありますが、今回はリリースから既に数日が経過しているので、インストールとアップデートを同時に実行します。
ついでにFlashやmp3の関連パッケージもインストールしてしまいたいと思います。
両方のチェックボックスにチェックを入れたら「続ける」ボタンをクリックします。
仮想環境でのテスト時は問題無かったのですが、実機にインストールしてみたところ、次の画面にすすまなくなってしまいNGでした。ここのチェックは両方とも外すことをお勧めします。
UbuntuGnome16-04_install_05

次はインストールの方法の選択ですが、ここは接続しているディスクを潰して全てUbuntuで使う場合は「ディスクを削除してUbuntuGNOMEをインストール」を選択します。
今回はおすすめのディスクの使い方、[/]と[~/]を別のドライブにインストールしますので、「それ以外」を選択して「続ける」をクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_06

今回は[/dev/sda]を[/]に、[/dev/sdb]を[~/]にしたいと思います。
まずは[/dev/sda]を選択して「新しいパーティションテーブル」ボタンを押し、現在のパーティションが削除される旨警告メッセージが表示されるので、「続ける」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_07

先ほどの操作で、[/dev/sda]にぶら下がる形で「空き領域」が作成されますので、この「空き領域」の部分を選択してダブルクリックします。
ダブルクリックすると「パーティションを作成」ウィンドウが開くので、「利用方法」から任意のファイルシステムを選択(情報が多いのはext4辺りかな?個人的にはなんとなくXFSがお勧め)、「マウントポイント」を[/]にして「OK」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_08

まっさらな状態でインストールする場合は[/dev/sdb]も同様に操作しますが、マウントポイントを[/home]にします。
メモリを沢山積んでいない場合は[/home]を選択する時にサイズを少し小さくしておいて、あまった領域を[swap]に指定します。
下のスクリーンショットのようになればOKです。これで[/]と[~/]が別れるので、再インストールするはめになった際は、[/dev/sda]は先ほど同様に、[/dev/sdb]はフォーマットせずに「/home」を指定すれば復旧が楽になります。
そうそう、ブートローダのインストール先ですが、特に何も無ければ[/]で使うデバイスでいいんじゃないかと思います。設定が済んだら「インストール」ボタンで処理実行です。
もし指定を間違えたりした場合は、設定をやり直したいデバイスを選択して「元に戻す」ボタンですよ。
UbuntuGnome16-04_install_09

最終確認メッセージが表示されるので、間違いが無いことを確認したら「続ける」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_10

これでインストールが始まるわけですが、その前にいくつか初期設定を行います。
まずはロケーションの設定です。多分[Tokyo]が選択されていると思うので、国内在住の方はそのまま「続ける」ボタンをクリックです。
UbuntuGnome16-04_install_11

ロケーション設定の後はキーボード設定ですが、普通のキーボードを使っている方は、「日本語」の「日本語」で問題無いと思います。
心配な方は「=~|_」辺りを入力してみてちゃんと表示されればまず間違いありません。
UbuntuGnome16-04_install_12

次はログインユーザーの設定です。
任意のユーザー名とパスワードを設定し、もし外に持ち出す機会があるような場合は「ホームフォルダーを暗号化するにチェックをいれたほうがいいかもしれません。
入力が終わったら「続ける」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_13

後は新verの紹介などを見ながらインストール完了までしばしお待ちください。
UbuntuGnome16-04_install_14

インストールが完了のメッセージを確認したら「今すぐ再起動する」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_15

再起動後ログインすると、初めて使う方へのメッセージやらが表示されます。
UbuntuGnome16-04_install_16

キーボードレイアウトの修正

さて、無事初回ログインしたところ、恒例の不具合に遭遇しました。なぜかログインするとキー配列が英語キーとして認識されるアレです。
これの対処は、[Ctrl] + [Alt] + [t]キーで端末を呼んで以下コマンドを実行して[mozc.xml]を書き換えると解決します。

sudo gedit /usr/share/ibus/component/mozc.xml

[mozc.xml]が開いたら、15行目の[ja]と18行目の[default]を[jp]に書き換えて上書き保存します。

[mozc.xml]の上書き保存が完了したら以下コマンドを実行してキーボードレイアウトを再設定します。

sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration

LogicoolのワイヤレスキーボードK270を例に設定例を紹介するとこんな感じです。

まずは「キーボードのモデル」は矢印キーで「標準105キー(国際)PC」を選択して「TABキー」で「<了解>」を選択して「Enterキー」を押します。
mozc_23_l

「キーボードが由来する国」は「日本語」を選択します。
mozc_24_l

「キーボードのレイアウト」は「日本語」を選択します。
mozc_25_l

「AltGrとして機能させるキー」は「キーボード配置のデフォルト」を選択します。
mozc_26_l

「コンポーズキー」の設定は、「コンポーズキーなし」を選択します。
mozc_27_l

「Control + Alt + Backspaceの組み合わせ」はお好みでどうぞ。個人的には使えるようにしておいたほうが何かと役に立ちます。
mozc_28_l

これで日本語入力の問題は解決です。

日本語ディレクトリ名を英語ディレクトリに変更

ついでにホームディレクトリ以下にある「デスクトップ」や「ダウンロード」など日本語名のディレクトリ名を英語に直しておきましょう。
この辺が日本語のままですと微妙に端末が使いづらいんですよね。
英語ディレクトリ名への変更は端末上で以下コマンドを実行します。

LANG=en_GB.utf8 xdg-user-dirs-gtk-update

すると、何がどう変わるか確認用のウィンドウが表示されるので、確認が済んだら(下のスクリーンショットではチェックが入っていませんが)「次回から表示しない」にチェックを入れてから[Update Names]ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_17

やっぱり日本語名に直したい時は以下コマンドです。
なお、ディレクトリ名が変わる時にディレクトリ内に何かが存在すると、元のディレクトリが削除されずそのまま放置されるので、自分で中身を確認した後削除するなりしてください。

LANG=ja_JP.utf8 xdg-user-dirs-gtk-update

便利なソフトウェア22 + α

とりあえずインストールが完了したわけですが、せっかくなので何かと便利なお勧めソフトウェアを紹介したいと思います。
現状とりあえずこれだけインストールしておけばあまり困ることも無いんじゃないかと思います。

  • gftp(ftpクライアント)
  • vlc(動画プレイヤー)
  • shutter(高機能なスクリーンキャプチャ)
  • gimp(ビットマップ編集用ソフト、主にスクリーンショットや画像加工用)
  • inkscape(ベクトル画像編集ソフト)
  • lame(主に音楽ファイルをmp3に変換するために使用)
  • soundconverter(mp4からmp3を作成するのに使用)
  • nautilus-dropbox(Ubuntu用のdropboxクライアント)
  • unrar xarchiver(圧縮ファイル展開用)
  • gmountiso(guiでisoイメージマウント)
  • easytag(mp3のタグ編集用)
  • virtualbox(x86仮想化ソフトウェア)
  • audacity(オーディオエディタ・レコーダー)
  • remmina(リモートデスクトップクライアント)
  • conky(デスクトップに各種情報を表示するためのツール)
  • trimage(png画像の圧縮ツール)
  • steam(PCゲームプラットフォーム)
  • openshot(動画編集ツール)
  • gparted(HDDのフォーマットやパーティションの切り直しなど)
  • clamtk(ウィルス対策用)
  • guake guake-indicator(半透明のかっこいいterminal)
  • chromium-browser(Google Chromeのベースになっているオープンソースブラウザ)
  • flashplugin-installer(flashプラグイン)
  • libdvd-pkg(DVD再生に必要)
  • gstreamer1.0-libav(動画再生全般に必要)
  • gstreamer1.0-plugins-ugly(動画再生全般に必要)
  • gstreamer1.0-plugins-bad(動画再生全般に必要)
  • gstreamer1.0-plugins-bad-faad(mpeg4 aac デコーダ)
  • gstreamer1.0-plugins-bad-videoparsers(H.264デコーダ)

全てインストールする場合は、[Ctrl] + [Alt] + [T]で端末を開き、以下コマンドを実行します。

sudo apt-get install gftp vlc shutter gimp inkscape lame soundconverter nautilus-dropbox unrar xarchiver gmountiso easytag virtualbox audacity remmina conky trimage steam openshot gparted clamtk guake guake-indicator chromium-browser flashplugin-installer libdvd-pkg gstreamer1.0-libav gstreamer1.0-plugins-ugly gstreamer1.0-plugins-bad gstreamer1.0-plugins-bad-faad gstreamer1.0-plugins-bad-videoparsers

このコマンドを実行すると、steamがインストールされるタイミングでライセンス確認のウィンドウが表示されます。
[TAB]キーで「了解」を選択して[Enter]キーを押します。
UbuntuGnome16-04_install_18

さらにライセンスに同意するか確認が入るので、先ほどと同じように[TAB]キーと矢印キーで[I AGREE]を選択した後で「了解」に移動、[Enter]キーで先に進みましょう。
UbuntuGnome16-04_install_19

steamのインストールと前後して[libdvd-pkg]がインストールされるタイミングでも確認のメッセージが表示されます。
内容はlibdvdcss2のアップグレード確認ですが、どちらが良いかは環境によると思われます。お好きなほうをどうぞ。
UbuntuGnome16-04_install_20
UbuntuGnome16-04_install_21

さらにさらに、[nautilus-dropbox]がインストールされたタイミングで、有効にするためにこんなウィンドウが表示されますので、[Restar Nautilus]ボタンをクリックした後「次へ」ボタンをクリックください。
UbuntuGnome16-04_install_22

ウィンドウが切り替わったら「Start Dropbox」ボタンをクリックして「閉じる」ボタンです。
UbuntuGnome16-04_install_23

Dropboxのインストール確認メッセージが表示されるので、「OK」ボタンをクリックして続行します。
UbuntuGnome16-04_install_24

Dropboxのインストールが完了すると、ログインウィンドウが表示されるので、アカウント情報を入力して「ログイン」ボタンをクリックします。
UbuntuGnome16-04_install_25

ログインに成功すると、以下のようにディレクトリ内のファイルが同期されます。
UbuntuGnome16-04_install_26

プリンタ設定

プリンタの設定方法は15.04の時と全く同じ作業なので、今回はリンクだけで済ませたいと思います。
CUPS最高!

とりあえずこんなところでしょうか。
ぱっと見Ubuntuソフトウェアセンターが無くなった、デフォルトでmozcがインストールされていること位しか違いに気づいていませんが、これから使い始めて色々と見えてきたらその都度メモを残していきたいと思います。

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