Ubuntu17.04のクリーンインストールと初期設定


Ubuntuは毎年4月の後半にあたりxx.04、10月の後半あたりにxx.10がリリースされるのですが、私の場合、xx.04はクリーンインストール、xx.10はアップグレードインストールといった形で定期的に更新しながらUbuntuを利用しています。ここ最近資格の取得に時間を割いていてあまり更新出来ていませんでしが、気がついたらもう毎年恒例のクリーンインストールの時期がやってきていました。更新情報なんかを調べていたら、Ubuntu18.04からのデスクトップ環境が数年ぶりにGnomeに戻るようですね。元々普通のUbuntuを使っていたところUnityが気に入らなくてUbuntu Gnomeを使っていた口ですので、特に理由があるわけでもありませんが嬉しくなってしまいました。

というわけでこれまではUnityを嫌ってUbuntu Gnomeをインストールしていましたが、デスクトップ環境がGnomeに戻る前に、せっかくなので今年はノーマルUbuntuをインストールしてみたいと思います。
(後日まず間違い無くGnome Shellをインストールして切り替えちゃいますが)
Ubuntu(linux)が気になっているけどどうやってインストールしたら良いか分からない、手順を確認したい、迷っている方々などの参考になれば幸いです。
もし不明な点があれば、コメントいただければわかる範囲で回答いたします。

UbuntuGnome17.04のクリーンインストールの様子を動画にしてみました

なんとなくUbuntu17.04動画を作ってみました。Ubuntu環境でDVDのインストールメディアを作る所からログインするとこまで収録してあります。良かったらご覧ください。

UbuntuGnome17.04のクリーンインストール

それでは早速本題に入たいと思います。まずはDVDもしくはUSBメモリなりのインストールメディアからPCを起動すると、以下のような画面が数十秒間表示されます。
そのまま放置しておくと、動作はもっさりしますが、インストールせずにUbuntu17.04を体感することができるようになります。不安がある方はこの状態で色々触って動作を確認してみると良いでしょう。
今回はインストールすることが確定しているので、Live状態をパスしていきなりインストールに入りたいと思います。
なお、インストール中の様子をスクリーンショットに撮るのは難しいので、以下のスクリーンショットのほとんどは仮想環境のものになります。特に問題は無いと思いますがご了承ください。

以下の画面が表示されたら、キーボードの[space]キーを押して言語選択メニューを表示させます。

以下のように言語選択メニューが表示されたら、「日本語」を選択してキーボードの[Enter]キーを押します。

メニューが表示されるので、キーボードの矢印キーで「Ubuntuをインストールする」を選択し、Enterキーを押します。

しばらく待っているとインストーラが起動し、言語選択画面が表示されます。「日本語」を選択し(おそらく選択されていると思いますが)、「続ける」ボタンをクリックします。

インストールオプションの選択画面に移るので、PCがインターネットに接続されている場合は「Ubuntuのインストール中にアップデートをインストールする」「グラフィックス、Wi-Fi機器、Flash、MP3やその他のメディアに必要なサードパーティソフトウェアをインストールする」にチェックを入れて「続ける」ボタンをクリックします。

続いて、どのようにUbuntuをインストールするか聞いてきます。PCに他のOS(Windowsなど)がインストールされていて消したくない人や自分で色々設定したい方は「それ以外」を、めんどくさい人、よくわからない人は「ディスクを削除してUbuntuをインストールする」を選択されると良いかと思います。なお、WindowsとLinuxのデュアルブート環境はやりたがる人が多いですが、トラブった時が面倒なのでお勧めしません。

ちなみに今回は「それ以外」を選択してみました。他の選択肢を選んだ方は次へお進みください。
(※以降の操作を実行すると、ディスクに保存されたデータが全て綺麗サッパリ無くなります。消えては困るデータが存在しないかよくよく確認してから作業してください。)
余談ですが、私的なお勧めはOS用に32GB or 64GB位のSSDを用意し、データ用に普通にHDDを用意するといった構成です。こうすると、起動が爆速かつ色々なデータもきちんと保管できます。
ここでは、PCにSSDとHDDが接続されていると仮定した時の設定の一例を紹介します。
仮に「/dev/sda」がssd、「/dev/sdb」がhddとします。(sdaやsdbはssdやhddなどを示す名前です。この画面の情報だけを見て何がどの機器に対応しているかを見分けるのは難しいので、認識されているディスク容量と接続している機械の要領から推測してください)
まず[/dev/sda]を右クリックして「新しいパーティションテーブル」を選択します。

「このデバイスに新しい空のパーティションテーブルを作成しますか?」と聞いてくるので、「続ける」を選択します。

そうすると、[dev/sda]の下に「空き領域」という項目が追加されるので、「追加」を選択します。

「パーティションを作成」という画面が開くので、マウントポイントを「/」に変更し、「OK」ボタンをクリックします。
他の項目は詳しい人向けの項目ですので、特に変更しなくても問題ありません。

これで[/dev/sda]の設定は完了です。続いて[/dev/sdb]の設定に移ります。
先ほど同様[/dev/sdb]を選択して右クリック、「新しいパーティションテーブル」を選択し、警告メッセージを確認したら「続ける」ボタンをクリックします。
空き領域が作成されたらそこを右クリックして「追加」を選択、マウントポイントに「/home」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

余談ですが、昔は[/dev/sdb]にメモリの2倍のディスク領域のパーティションを切って、そこをswap領域に指定していたのですが、Ubuntu17.04からはswapファイルを使うように変更されているので、考慮する必要はありません。さらに余談ですが、システムログ関係がssdにちょいちょい書き込まれるのが嫌な方は、hddに数GB程度のパーティションを作成して、マウントポイントに「/var」を指定しておいてあげるとされに良いかと思います。私は対して気にしないので[/]と[/home]を分けることしかしませんが。

話を戻して、下のスクリーンショットのような状態になったらブートローダに[/dev/sda]が選択されていることを確認の後「インストール」ボタンをクリックします。

インストール前の最終確認メッセージが表示されるので、間違いが無いことを確認したら「続ける」ボタンをクリックします。

さて、これでシステムのインストールが開始されますが、その間にもいくつか設定することがあります。
まずはロケール設定です。どこに住んでいるかを世界地図からクリックして選びます。国を選べばその国の基準値が自動的に選択されます。
どこでも構いませんが、実際の場所と異なる場所を設定する意味も無いかと思います。

ロケールの次はキーボードレイアウトです。
実際にキーを入力して確認しながら選ぶと間違いが無いかと思います。ちなみに、ほとんどのキーボードは「Japanese」の「Japanese」で大丈夫だと思います。

続いてログインユーザー情報の設定です。
パスワードは大文字小文字英数記号辺りを組み合わせて10桁程度のものにすると、だいたい強いパスワードになるかと思います。
ここで設定するパスワードはログイン時の他、ソフトやドライバのインストールなどシステムに変更が加えられる際に入力を求められるので、覚えていられるものを設定しましょう。

ここまでくれば、後はインストールが完了するのを待つだけです。DVDからのインストールの場合、30分近くかかりますので、気長に待ちましょう。

インストールが完了すると、「インストールが完了しました。新たにインストールされたシステムを使うにはコンピュータの再起動が必要です」とのメッセージが表示されるので、「今すぐ再起動する」ボタンをクリックします。

と、再起動の前にインストールメディアを外して[Enter]キーを押すように促されるので、その通りにすると再起動されます。

再起動後、以下のようなログイン画面が表示されればUbuntu17.04のインストールは完了です。

先ほどの画面でインストール時に入力したパスワードを入力して[Enter]キーを押してみてください。問題無くログイン出来たでしょうか。無事ログインすると、新設にもキーボード・ショートカットを表示してくれました。覚えておくと便利なものばかりでしたので、ぜひすこしずつ覚えてみてください。

Firefoxのスタートページをgoogleに変更

gmailなどを使っている場合、スタートページがgoogleでないとイマイチ使いづらいですよね。
デフォルトではUbuntu用にカスタマイズされたスタートページが設定されているので、まず最初にこれをgoogleに変更しましょう。
まずは画面左のアイコンからFirefoxを起動します。

Firefoxを起動したら、画面上部のメニューから「編集」->「設定」を選択します。

設定画面が開いたら、「ホームページ」に「https://www.google.co.jp/」と入力した後、設定タブを閉じれば設定完了です。

隠しファイルを表示し、アイコン表示を一覧表示に変更する

linuxでは「.」から始まるフォルダやファイル名は隠しファイルとして扱われ、nautilus(windowsでいうexplorer)ではデフォルトで非表示となっています。ただ、隠しファイルを編集する機会は多々ありますので、設定を変更して隠しファイルが見えるようにしておきましょう。
まずは画面左のアイコンからnautilusを起動します。

nautilusが起動したら、ウィンドウの右上の■が並んだボタンをクリックし、「隠しファイルを表示する」をクリックしてチェックをいれればOKです。

アイコン表示については、先程同様■が並んだボタンをクリックし、下のスクリーンショットの赤枠で囲んだボタンをクリックすればOKです。ちなみに、その下のスライダーを左右に動かすと、一覧表示の文字やアイコンの大きさが変更できます。

日本語ディレクトリ名を英語ディレクトリに変更

こちらの記事を参考にさせていただきました。
さて、インストール後の初期設定ですが、やっておいたほうが良いものとして、個人用フォルダの日本語から英語への変換です。
普通に使っている分にはたいして気になりませんが、端末を使って何かしら作業するようになると、個人フォルダが日本語だと何かと気になるようになりますので。
変更方法ですが、端末上でコマンドを実行する必要がありますので、まずは端末を起動しましょう。
起動方法は、[Ctrl]キー + [Alt]キー + [T]キー を同時に押すか、画面左上のボタンを押して表示されたテキストボックスに「terminal」と入力すると表示される「端末」をクリックします。

端末が起動したら、以下コマンドを入力して[Enter]キーを押します。

LC_ALL=C xdg-user-dirs-gtk-update

コマンドを実行すると、以下のように変更してよいか確認メッセージが表示されますので、何がどうなるのか確認が済んだら「Update Names」ボタンをクリックします。

こんな感じで変換結果が表示されればOKです。
端末左上のxボタンもしくは端末に[exit]と入力して[Enter]キーを押して端末を閉じて作業終了です。

ちなみに、16.04(Ubuntu gnome)の時は以下コマンドで良かったのですが、Ubuntu17.04では通らないようですね。

LANG=en_GB.utf8 xdg-user-dirs-gtk-update

プリンタ設定

プリンタの設定方法は15.04の時と全く同じ作業なので、今回もリンクだけで済ませたいと思います。

便利なソフトウェア25 + α

とりあえずインストールが完了したので、16.04の時と同じようにお勧めソフトを紹介しておきます。
デフォルトでインストールされているものは除いて若干の追加もありますので、もし参考にされる場合は、昨年版よりもこちらを見て頂いたほうが良いかと思います。
コマンド一発でインストールできないものでは、エディタのVisual Studio Codeやマインドマップ作成ソフトのxmindあたりもお勧めです。普通に使う分には、これだけ揃っていれば困ることはそうそう無いかと思います。
conkyやplayonlinuxあたりはインストールしても設定が必要なので、それについてはおいおいやりたいと思います。(昔の記事(conkyPlayOnLinux)も多少の参考になります。)
(「インストール済み」と書かれたものは、デフォルトで入っているか、このページの手順に従った場合OSと一緒にインストールされるものです)

  • gftp(ftpクライアント)
  • vlc(動画プレイヤー)
  • handbrake(GUIのエンコーダmp4動画を作る時とかに大活躍)
  • kazam(スクリーンキャプチャ、動画がこっち)
  • shutter(スクリーンキャプチャ、画像はこっち)
  • brasero(CDやDVDを焼くツール)
  • gimp(ビットマップ編集用ソフト、主にスクリーンショットや画像加工用)
  • inkscape(ベクトル画像編集ソフト)
  • lame(主に音楽ファイルをmp3に変換するために使用)
  • soundconverter(mp4からmp3を作成するのに使用)
  • nautilus-dropbox(Ubuntu用のdropboxクライアント)
  • unrar xarchiver(圧縮ファイル展開用)
  • gmountiso(guiでisoイメージマウント)
  • easytag(mp3のタグ編集用)
  • virtualbox(x86仮想化ソフトウェア)
  • audacity(オーディオエディタ・レコーダー)
  • conky(デスクトップに各種情報を表示するためのツール)
  • trimage(png画像の圧縮ツール)
  • steam(PCゲームプラットフォーム)
  • openshot(動画編集ツール)
  • gparted(HDDのフォーマットやパーティションの切り直しなど)
  • clamtk(ウィルス対策用)
  • guake guake-indicator(半透明のかっこいいterminal)
  • chromium-browser(Google Chromeのベースになっているオープンソースブラウザ)
  • PlayOnLinux(Windowsのソフトを動かしたい時に大活躍します)
  • libdvd-pkg(DVD再生に必要)
  • gstreamer1.0-libav(動画再生全般に必要、インストール済み)
  • gstreamer1.0-plugins-ugly(動画再生全般に必要、インストール済み)
  • gstreamer1.0-plugins-bad(動画再生全般に必要、インストール済み)
  • gstreamer1.0-plugins-bad-faad(mpeg4 aac デコーダ、インストール済み)
  • gstreamer1.0-plugins-bad-videoparsers(H.264デコーダ、インストール済み)

全てインストールする場合は、[Ctrl] + [Alt] + [T]もしくはメニューから端末を開き、以下コマンドを実行します。
インストール最中に確認メッセージが何度か表示されるので、「了解」「はい」など肯定する選択肢を選んで[Enter]キーを押して処理を続行してください。

sudo apt-get install gftp vlc handbrake kazam shutter gimp inkscape lame soundconverter nautilus-dropbox unrar xarchiver gmountiso easytag virtualbox audacity conky trimage steam openshot gparted clamtk guake guake-indicator chromium-browser playonlinux libdvd-pkg gstreamer1.0-libav gstreamer1.0-plugins-ugly gstreamer1.0-plugins-bad gstreamer1.0-plugins-bad-faad gstreamer1.0-plugins-bad-videoparsers

というわけで、今回はこんなところで終わりです。
久しぶりにUnity触りましたが、やっぱり好きになれませんね。次回はGnomeShellをインストールしてデスクトップ環境を変更したいと思います。

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